累計発行部数14万部を突破した人気小説「風のマジム(作:原田マハ)」が待望の映画化!主演を務めるのは、伊藤沙莉さん。

沖縄での先行公開では大きな話題となり、ついに全国公開がスタート!公開を記念し、名古屋で舞台挨拶が開催されました。

舞台挨拶には、主演を務める伊藤沙莉さんと芳賀薫監督が登壇。

満員御礼で迎えたこの日。主人公・伊波まじむを熱演した伊藤さんは「こんなにたくさんの方にご来場いただき、本当に本当にありがとうございます」と観客からの大きくて温かな反応に笑顔で挨拶しました。また、芳賀監督は「上映直後に場内から大きな拍手が起こったと聞き、安心しました」と感謝の気持ちを語りました。

改めて撮影の様子を振り返り、「とても仲の良い現場で、みんなが同じ熱量で同じ方向を向いており、絆が生まれました」と伊藤さん。一方の芳賀監督は、伊藤さんが手紙を書くシーンで伊藤さんの凄さを感じたのだとか。「手紙を書くだけだと思っていましたが、まじむが感情を噛みしめながら書いている様子が家全体に広がっていましたね」と語りました。

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愛知県出身で伝説の醸造家・瀬名覇仁裕役を演じた滝藤賢一さんとの共演シーンの話題に。

伊藤さんは、「何度も共演経験がありますが、これまでと異なる穏やかな空気の中で一緒にお芝居をするのは初めてに近かったです。学ぶことも多く、改めて素敵な先輩だと感じました。一緒にお芝居をしていて楽しい役者さんで、心から尊敬しています。」

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また、”まじむ”とは、沖縄の方言で真心を意味することから現場での真心エピソードについて聞くと「屋上で社長たちを前にプレゼンを行うシーンで「風土を愛し」という沖縄への愛情をまじむが語るセリフがあり、(沖縄出身の役者)一人ひとりの目を見たときに泣きそうになりました。自分が生まれ育った土地への想いが目に溢れていると感じ、お互いの“真心”が合流した瞬間を感じました。」と伊藤さん。

舞台挨拶を締めくくる最後の挨拶では、「”この映画を観て、迷いなく前を向き続けたいと思った”という投稿を拝見し、本当に良かったと感じました。生まれた感情を大切にするのは難しいこともありますが、気負わず大切にして過ごすことが幸福に繋がると思います。この映画を観て、そんな思いを抱いていただけたら嬉しいです。」と伊藤さん。

「この映画は、ごく普通の女性が自分の夢を伝え、誰かの言葉や行動を受け取りながら成長していく姿を描いています。自分自身に重ね合わせて、やってみたいことに挑戦するきっかけにしていただけると嬉しいです。また、身近で頑張っている人がいたら、そっと背中を押して応援することこそが“真心”を伝えることだと思います。「まじむ」の物語を観たことを、ふとした瞬間に思い出していただけたら幸いです」と芳賀監督は語りました。

舞台挨拶の最後には、サプライズでプロデューサーや関係者から花束の贈呈があり、会場は拍手に包まれました。

©2025 映画「風のマジム」 ©原田マハ/講談社

【風のマジム】

出演:伊藤沙莉 / 染谷将太 /尚玄 シシド・カフカ 橋本一郎 小野寺ずる/なかち 下地萌音 川田広樹/

眞島秀和 肥後克広/ 滝藤賢一/ 富田靖子/ 高畑淳子

原作:「風のマジム」原田マハ(講談社文庫) 

主題歌 森山直太朗(ユニバーサル ミュージック)「あの世でね」

エグゼクティブプロデューサー:笹岡三千雄 製作:オーロレガルト

製作・配給:コギトワークス 共同配給:S・D・P

制作プロダクション:ポトフ 企画プロデューサー:関友彦 プロデューサー:佐藤幹也