かねてより、ALAMAでも何度かご紹介している「MIRROR LIAR FILMS season7」。

5月4日(日/祝)に、東海市創造の社交流館のオープニングイベントとしてプレミア上映会が開催されました。

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イベントでは先行上映のほか、加藤浩次監督、加藤シゲアキ監督、出演の雛形あきこさん、阿部進之介プロデューサー、坂本ショーン監督、武田成史監督、香月彩里監督らによる舞台挨拶、地域特別制作作品の上映や動画コンテストの授賞式などが行われました。

【オープニングセレモニー】

「MIRROR LIAR FILMS season7」の実行委員長を務めた榊原有祐さんや花田勝重東海市長による挨拶、映画制作にご協力いただいた企業さまの紹介、そして東海市にゆかりのある方がワークショップを通じて制作した「空への足跡」が上映されました。上映後にはワークショップの参加者らも登壇し、次のシーズンの開催地となる岡山県への引き継ぎも行われました。

【スペシャルトークショー】

各映画の監督や出演者が登壇し、映画にちなんだエピソードや思い出をお話しいただきました。

<Victims>

加藤浩次監督、出演者の雛形あきこさんが登壇。「監督をやってみて、短編映画は面白い試みだと思いました。今後、もっと広がっていったら良いですね」と、加藤浩次監督。

長年の間柄である、加藤浩次監督から映画出演のオファーを受けた際に「ふたつ返事で快諾しました」と、雛形さん。撮影現場でも、息のあったやりとりが行われていた様子。

加藤浩次監督は初監督とは思えないほどの堂々たる演出ぶりでしたが、時間に追われるプレッシャーや焦りに内心ドキドキしっぱなしだったのだとか。ワンシチュエーションで展開される作品だったため、一つひとつのシーンに気が抜けず緊張感のある撮影だったそうです。

<SUNA>

続いて、監督兼W主演を務めた加藤シゲアキさんが登壇。

「短編映画を撮るのは今回が2回目ですが、映画館で上映されるのは初めてなんです」と加藤シゲアキ監督。これまで「MIRRORLIAR FILMS」にはホラー作品がなかったことから、シナリオハンティングも兼ねて東海市で砂を探すところから始まったのだそう。東海市に足を運ぶ中で、「自分の持っていたアイデアと東海市が持っていた風景や空気感をうまく掛け合わせることができた」と振り返り、作品の仕上がりに手応えを感じのだとか。

本作では監督と主演を兼任しているので視点の切り替えに苦労しながら、W主演をした正門良規(Aぇ!group)の丁寧な役作りに支えられたという。「なんでも自由につくれるところが監督の醍醐味」と語りました。

また、クリエイターの育成・発掘を目的に国内外の公募から選ばれた3本の短編を手がけた、香月彩里監督(『ヒューマンエラー』)、武田成史監督(『KUTSUYA』)、坂本ショーン監督(『ウエディング』)も登壇。それぞれの作品に込めた想いや見どころ、そして短編映画ならではの面白さを観客に向けて魅力を伝えられていました。

MIRRORLIAR FILMSとは

2020年より指導した、伊藤主税、阿部進之介、山田孝之らがプロデュースする『MIRRORLIAR FILMS」はメジャーとインディーズを超えた多彩なクリエイターによる短編映画製作プロジェクト。著名クリエイターから一般公募まで、俳優、映画監督、漫画家、ミュージシャンが監督を務められている。2025年以降は、米ハリウッドで開催されているグローバル・ステージ・ハリウッド映画祭とのクリエイター育成に関するコラボレーションを予定しており、日本のクリエイターを世界に紹介するプラットフォームとしても期待されている。