先日、東海市創造の杜交流館のオープニングイベントとして「MIRRORLIAR FILMS Season7」のプレミア上映会が開催されました。
東海市で撮影された、加藤浩次監督の「Victims」・加藤シゲアキ監督の「SUNA」など短編映画5作品を上映。
ALAMAでは、加藤浩次監督・加藤シゲアキ監督のお二人にインタビューをさせていただきました。

【15分間の短編映画を製作するにあたり、工夫をされたことはありますか?】
浩次さん:最初、制限時間をオーバーし過ぎてしまいまして…。制限時間内に収めるのに苦労しました。
シゲアキさん:5分・5分・5分のイメージを頭の中に描いていたので、ぴったり15分でおさまりました。笑
【制作する過程で、特に難しかった部分はありますか?】
浩次さん:15分を少しオーバーしても良いと思っていましたが、ダメだと言われました(笑)周りのスタッフさんたちと相談し、繋がりを意識しながら、秒刻みで少しずつ削っていきました。
【脚本と小説を書くうえで、違いを感じた点はありますか?】
シゲアキさん:映画の脚本と小説は根本的に異なります。小説はひとりで進めていくのに対し、映画はセリフを中心に物語が展開していきます。また、余白の使い方やセリフ以外での表現方法も重要になります。今回の作品は東海市民の方をはじめ、多くの方にご協力いただきました。さまざまなアイデアが集まり、みんなでひとつの作品を作り上げる過程が良かったと感じています。
【東海市の方とどんな関わりがありましたか?】
浩次さん:ロケハンも市の職員さんに協力していただきました。作品内で使用する車を市内の車屋さんでお借りしたり、ボランティアの方にお弁当を運んでいただいたりと本当に助かりました。
シゲアキさん:「SUNA」は東海市を知る前から頭の中に描いていました。東海市に砂があるかわからなかったので、砂が溜まっている場所を探していただきました。東海市にあてがきしたわけではないのですが、市民の方が作品にハマる場所を探してくれました。様々な部分で助けていただき、東海市民のみなさんの協力があったからこそ撮れた映画だと思います。


【MIRRORLIAR FILMSとは】

2020年より指導した、伊藤主税、阿部進之介、山田孝之らがプロデュースする『MIRRORLIAR FILMS』はメジャーとインディーズを超えた多彩なクリエイターによる短編映画製作プロジェクト。著名クリエイターから一般公募まで、俳優、映画監督、漫画家、ミュージシャンが監督を務められている。2025年以降は、米ハリウッドで開催されているグローバル・ステージ・ハリウッド映画祭とのクリエイター育成に関するコラボレーションを予定しており、日本のクリエイターを世界に紹介するプラットフォームとしても期待されている。